演劇ユニット ZERO BEAT. 第2回公演「野良犬達のBALLAD」脚本・演出:町田誠也

あらすじ

金と権力に群がる毒虫達… それらを駆逐する、死肉に群がる怪鳥達… 闇にうごめく力と力がぶつかり合う破局の歌(バラッド)

都内某所に集められた12名の殺し屋達。 その手には 「松・梅・桜・藤・菖蒲・牡丹・萩・芒・菊・紅葉・柳・桐」 12の月を描いた花札が符牒として、コードネームとして届けられていた。

そして集めた依頼人「御剣定九朗」も又、伝説の殺し屋であった。

与えられた桁違いの報酬と難易度の高いミッション。 13人の殺し屋は腹を探り合い、互いを確認し合う。 絡まる陰謀に、権力と名声を求める人々。 名だたる殺し屋に、更にそれを上回る著名なターゲット。

殺しの当日、晩餐に集まりし13人から漏れる言葉。

「まるで最後の晩餐・・・この中にユダがいるのでは?」

信じられる者は誰だ、裏切り者は誰だ。 知恵と駆け引きと殺しの腕が交錯し、血で血を洗う殺戮の宴が幕を開ける。

裏切りに次ぐ裏切り。 悪は踊り、血飛沫が舞う。

主役は誰で、誰が裏切り者なのか、 知性と肉体がせめぎ合い躍動するZERO BEAT.第2回公演!

「御剣さん、本当に今夜の作戦決行するんですか?」

「敗色濃厚とみて鞍替えするは、我等の常…」

「さぁねぇ。汚い爺にしか見えないけど…」

殺し屋達の殺戮の宴、果たして生き残るのは誰だ!

脚本オープニング公開中

「野良犬達のBALLAD」テーマ曲

「花の狩人」試聴ページ

作曲:鍋嶋圭一
作詞:町田誠也
歌:YOKO

★試聴
PCの方はコチラスマートフォンの方はコチラ

★町田誠也よりコメント
鍋嶋圭一さんと作る2曲目の歌モノは
如何にも町田らしい、クライマックスへ向かう
軽快なナンバー!!

この日に2時間かけて歌詞を描き
直ぐにヴォーカル録りをお願いする鬼畜なスケジュールで出来た。

出来立てほやほやの挿入歌です!!
すごく気に入ってますので
是非聴いてやってください!!

公演日

2017年10月12日(木)~15日(日) 全7公演

10/12(木) 19:00
10/13(金) 14:00/19:00
10/14(土) 13:00/18:00
10/15(日) 12:00/16:00

※受付開始・開場は開演の30分前。
(当日の状況により多少の変動が生じる場合がございます)
※開演5分前を過ぎてのご来場は、ご予約がキャンセルになる場合がございます。
 お時間に余裕を持ってのご来場をお願い致します。
※未就学児入場不可
※お花に関しましては、アレンジ花のみの受付となります。
 10/12(木)12時以降に劇場住所へお願い致します。

会場

築地本願寺 ブディストホール
〒104-0045 東京都中央区築地3丁目15−1 第一伝道会館2F
TEL:03-3248-0798

料金

全席自由席
・前売り:¥4,500
・当日:¥5,000

チケットの予約方法と購入窓口について
・プレイガイド(予約開始 9/10(日)12:00)
【チケットペイ+Famiパス】

★ファミリーマート精算・発券、入場整理番号付。
※コンビニ支払いの場合、「入金」と「発券」の2回、店舗にご来店頂く必要がある場合があります。予めご了承ください。
※発売から一定期間を過ぎますと、「入金」と「発券」が同時にできるシステムに自動で切り替わります。ご利用の際は予め支払い・発券手順をご確認ください。

・予約(当日精算券)
http://ticket.corich.jp/apply/85845/006/

お問合せ
・Eメールアドレス:zerobeat.3210@gmail.com
・電話番号:03-5356-8897

出演


衣装Ver.

  • 壱月(松に鶴)
    仇野(あだしの)晋三:永田彬
  • 弐月(梅に鶯)
    神崎愁:三上俊
  • 参月(桜に幕)
    椛島二朗:鍋嶋圭一
  • 肆月(藤に不如帰)
    佐藤誠:若宮亮
  • 伍月(菖蒲に八ッ橋)
    伏見裕作 :中條孝紀
  • 陸月(牡丹に蝶)
    忠野夢吉:町田誠也
  • 漆月(萩に猪)
    中城仁美:浅井星光
  • 捌月(芒に月)
    柴田剛毅:永井正浩
  • 玖月(菊に盃)
    物集(もづめ)一葉:沢井美優
  • 拾月(紅葉に鹿)
    八尋一馬:高橋玲
  • 拾壱月(柳に燕)
    冷泉詩織:有栖川姫子
  • 拾弐月(桐に鳳凰)
    渡辺聡:佐藤貴史

二瓶敏則:藤山克美
麻木太一 :深澤誠
田中政継

栗木 :竹内幸輔
坂本:前田慎治
成田:

四方木鉄斎:藤田信宏
文月(ふづき)弥園:本倉さつき
大曾根大勲位:奈良正明

御剣定九朗:河本龍馬

スタッフ

作・演出:町田誠也
音楽:鍋嶋圭一
舞台監督:川崎耕平
音響:奥村典洋(ALLEX)
照明:鈴木悟(MOON LIGHT)
制作:篠崎仁子/長谷川雅也(小劇場舞台制作団体BMG)
宣伝美術:篠崎仁子/斎藤貴裕

プロデューサー:中條孝紀 企画制作:ZERO BEAT.

協力

エムキチビート/演激集団INDIGO PLANTS/株式会社倉田プロモーション/株式会社ボックスコーポレーション/株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー/劇団PIS★TOL/零/セントラル株式会社/テアトルアカデミー・RHYTHM COLLECTION/ばみり/明治座アートクリエイト/有限会社ケッケコーポレーション/夢援隊Company・TEAM舞始動/R:MIX (50音順)

町田誠也のコメント

本公演「野良犬達のBALLAD」は6月30日に行われた
「Fehde~針の尖~」反省会において急遽決まった!!

「『ブディストホール』10月にキャンセルあるみたいだけど・・・」

音響でZERO BEAT.幹部の奥村さんが急に口火を切った。

やろう!
決まるのは早かった。

鍋嶋さん、永田さん、中條さん素早く意思疎通しつつ
スケジュールを確認すると、そのまま視線は僕に向けられた。

分かっている、僕が描くと言い出さなきゃ始まらないのだ。

仕方なく僕は口火を切った、
「どんな話がいいですかね?」

色んな話が出たが、概ね「レザボアドッグス」というタランティーノ監督の映画
みたいな話って事で、意見が一致した。
僕はとりあえず7月末日までには描いてみますと返事をして
兎に角メモを取った。

その他にも好きな映画みたいな話も色々出ていたので、
僕は翌日物凄く久しぶりにTSUTAYAに向かった。

僕は映画をあまり見ない、テレビもだ。
だからタランティーノ監督の名前ぐらいは知っていたが
作品は全然見たことが無かった。

で、早速拝見。
うん、なるほど・・・

けど、何だろう。
前夜に奥村さんが熱く語っていたあらすじの方が面白そうな匂いが強くて、
ハードルが上がっていたのか、どこか物足りない気がしてならなかった・・・

観終わるころには大体の物語が頭に出来上がっていた。
これは作家の悪い癖なんですが、人の舞台を見ていても
「僕ならお話をこっちに進める」と勝手に分岐させてお話を考えてしまう。
で、勝手に盛り上がって、本編をちゃんと観ない!
そんな事が本当によくある(笑)

だから、「レザボアドッグス」観終わった時には
なんとなくの物語が頭に浮かんでいた。
早速、プロットを起こし始める。

昔、寺沢武一さんの「コブラ」にスペードナイツって話があって、
集められた全員がトランプのスペードの札を持っているというオープニングがあった。
あの感じにしよう!!

けど、それって「虹色の輪舞曲~8枚の金貨~」で、
既に似たような事やったなぁ・・・(笑)

じゃあ、「トランプ」を「花札」にして、
物語は集まる所じゃないところから始めたらいいんじゃないか?
レザボアドッグスの、これから行くってオープニングでもなく、
構成や順番を変える事で謎っぽく出来ないだろうか?

そこからはあっという間だった、
途中、仕事で北京に行っていたが
北京のホテルでもひたすら描いていた。

で、7月28日に描き終えました。
当初描いていた予定とは異なってしまったが
結果、「花札」を軸にして着地した。
そう、この物語は徹底的に花札に拘った。
花札が重要じゃなきゃ、花札で集めた意味が無い・・・

結果、殺す予定だったキャラクターが生き残ったりして
色々大変に・・・

で、とりあえずタイトルは「レザボアドッグス」への敬意を含めて
「野良犬達のBALLAD」とした。
後はそれに合わせて13名の魅力的な殺し屋をキャスティングしてもらえればいい。
よし、僕の仕事は終了!後は稽古を迎えるだけだ!!

ところが、これがメチャメチャ難航した。

永田さん・鍋嶋さん・中條さん、町田
ZERO BEAT.の中核をなすメンバーが出る事は決まっていたが、
残りが割と大変だった・・・
そりゃそうだ。
脚本上がってもう8月、10月の公演のキャスティングって
普通は仕事が埋まっている。

しかも、今流行りの「若手イケメン」みたいな役が殆どない!!

物語の登場人物は圧倒的に「おっさん、おばはん」
もとい!!「大人」なのだ!!

当初は中條さんと永田さんに任せっぱなしだったんですけど、
中々情報が上がってこない、
そうなると主宰歴の長くて、せっかちで落ち着きのない僕は
不安でじっとしていられなくなる(笑)

で、他の仕事も色々忙しいのにキャスティングチームに(笑)

集めましたよ、素敵な仲間達!!

永田班
中條班
町田班
でそろいも揃った癖の強そうな俳優陣!!

写真並べてみて笑う笑う。
いや、もう素敵でしょ?

仲良くならなくていいや!!この面子!!
みんな癖が強いから、
チームワークとか気にするのやめよう・・・

普段アクション系の舞台を作る時
色々最初に諦める事があるんですが、
逆にこのクセモノ達には全部要求してやろう!!

なんかそんな気持ちです。
演出家としては楽しみで仕方がありません。

ただ、厄介なのは・・・
このクセの強いメンバーの中で、
僕も出演して久しぶりにゴリゴリ戦わなきゃならない事・・・

嗚呼・・・それだけは憂鬱。

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