R:MIX(アールミックス)

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魔の鎮魂歌(レクイエム)

悲しみの鐘が鳴る…
本当はいつもの鐘の音で、ついてる人は幸せ一杯なのかもしれないけど 僕にはそう聞こえたんだ…
楽しそうに人が戦争と言う名の殺しあいをしている…
本当は国で待つ恋人の為に、命がけで必死なのかもしれないけれど僕には少なくともそう見えたんだ…
人の目に見えるものなんて、なんて勝手なんだろう…
長く苦しかった戦争も終わり、僕は少しだけ大人になった…
だけど僕は忘れない…戦争を…あのやさしい人達を…
ザクソニアとの終戦を迎えたルクレチアに走る戦慄、
「作戦コードG」の正体とは、
辺境の村に訪れた戦争のもたらす現実。
敵国は悪で、自国が善なのか?
それぞれの人間の成長がもたらす皮肉な運命…
R:MIX魔のシリーズここに開幕!

魔の鎮魂歌(レクイエム) ストーリー

市民革命から更に時代は過ぎ、 時代はグロフィスらの恐れる市民を巻き込む大規模な銃撃による殺戮戦へと様変わりをしていた。 すでに兵士と市民の区別さえなく、ルクレチアとザクソニアは血みどろの戦いを何年も繰り返していた。 そしてその戦いもようやくルクレチアの勝利で決着が見えたとき、 戦乱はルクレチア郊外のなんの変哲のない町に及んだのであった…


ブラッドに襲いかかるグレイブ=グレノール。グロフィスの志を継ごうとする彼はなんとしてもルクレチア政府の秘密兵器『G』を奪おうと躍起になる。
『作戦コードG』ルクレチアの秘密の作戦は終戦に向けて確実に動いていた、 そしてそれをなんとしても奪い取ろうと画策するザクソニア特務部隊『ガーゴイル』、 ガーゴイル隊長のグレイブ=グレノールは多くの部下を失いながらもついに『G』の 隠される秘密工場の襲撃に成功する。ところが後一歩というところで、 工場長ブラッド=ファクステンによって『G』を逃がされてしまう。 そんなブラッドを血祭りにあげたグレイブは、 それから一年徹底的に『G』の行方をつきとめた、 すると『G』らしき情報をルクレチアの辺境のとある小さな町で耳にする。 急いで本国へ部隊増強の要請を出すブラッドだったが、 本国からやってきたのはルクレチア兵から逃げ回り、 国境に鎧を捨ててきたザッシュフォード=アルビアセフ(ザッシュ) と言う落ちこぼれの青年だけであった…


逃げ延びたザッシュは森で一人の少年 ラテル=カリスマンに出会う。
ザッシュは国境の森の中に鎧を隠す際、一人の少年にそれを見られてしまう… 少年はラテル=カリスマンと言い、戦争や兵隊にあこがれる思春期の子供であった。 無邪気なラテルに心を許したザッシュは鎧の事を秘密にさせるかわりに一本のナイフを与えると、 ラテルの喜ぶ姿に自分は戦場ではエースであったと嘘をついてしまう。 それに感動したラテルはザッシュに対して一枚の絵を見せる、 ラテルのスケッチには港に着いたルクレチア軍のコンテナが書かれていた。

ラテルが唯一心を開く大人ミリエラ。 ラテルの隣の家に住むどこか影がある美しい女性だ。
町に潜入したザッシュはガーゴイルに配属されるが隊長のグレイブも先輩達も、 ひよっこのザッシュに対しては冷たく、いまいちなじめないでいた。 そしてザッシュは自分の任務がルクレチアから逃がされた『G』の奪取である事を知らされる。 ザッシュは『G』の話を聞くとすぐにラテルの描いたスケッチの事を思い出す。 急いでラテルを探したザッシュはラテルの家の隣に住むルクレチアの女性ミリエラに 出会い心を惹かれてしまう、 一方のミリエラもラテルの腹違いの兄だと聞かされたザッシュに対して好感を抱いていた。

ラテルの画いた絵に興味を示したグレイブ
ラテルからスケッチを手に入れたザッシュは急いで隊長に報告に行くが、 その後をラテルにつけられてしまう。 ファングの捕らえたラテルを見たグレイブは一瞬躊躇するが、 ラテルの純粋に協力したいと言う目にガーゴイルの部隊章を与えるとスケッチの事を説明させる。 ラテルの洞察力豊かな説明とその時の状況からグレイブは『G』がこの町にあることを確信し、 ラテルを帰らせるとファングを中心に『G』の奪取計画のための調査を命令する。

ひょんな事から『G』を発見する2人
ザッシュの任務はラテルが大人達に喋らないように見張る監視員であった。 二人は仲の良い兄弟のように、裏山でお互いのことを語り合う…ザッシュは、 素直な心を持つラテルに対し今までコンプレックスで言えなかった 「自分が魔王オルステッドの血を引く者」である事を話してしまう。 そして、今回の任務もルクレチアの地を見ておきたいという血がそうさせたのではないかと、 何もかもをラテルに話す。子供の自分に対して初めて心を開いてくれた大人ザッシュを 戦場のエースだと信じるラテルは、ザッシュに『G』発見の活躍をさせたがる、 そしてついにラテルは自分の目星をつけた工場にザッシュの反対を押し切って潜入し、 そこで『G』のスケッチを手に入れてくるのであった。

作戦決行が決まり固めの盃を交わす ファング、グレイブ、ザッシュ
その夜、ファングによって無茶をなじられるザッシュであったが、 グレイブ隊長はそんな二人を制すると作戦決行の日時を明らかにする。 「戻りの切符は無いかもしれん、滅び行くザクソニアの為に…」の隊長の言葉に、 作戦の意味を感じ深く沈む空気… 先輩のファングからも死を感じて緊張するザッシュに対して 「お前は死ぬな、お前が死ぬと俺は威張れる奴がいなくなる…」 とやさしい言葉をかけられ、戦争のリアルさを感じて行くのだった…

ブラッド弟マドックはルクレチアの 秘密兵器『G』の完成に執念を燃やす。
一方のルクレチアの工場ではブラッドの弟のマドックが『G』の完成に向けて最終の調整を行っていた。 『G』とはかつての魔王オルステッドやルクレチアの悪夢グロフィス=ロナが身につけた鎧のことで、 正式名称をグロフィスの名から『グロフィシア』と言った… しかし、グロフィシアの持つ魔力に対し、 魔法を捨て科学や文明の道を選んだルクレチア人の体では抗う事はできず、 多くのテスト生が生気を吸い取られ命を落としていた。 そして、マドックやブラッドの研究から人体の抵抗力の強い女性が選ばれ、 その中でも裏切り者として名高い呪われた大魔法使い『シーザ=ストレイボウ』 の血を引くミリエラ=ストレイボウがその調整員として選ばれていた… かつての先祖の忌まわしいイメージを一族から払拭するために、 戦争反対の市民グループに弾圧されながらも己の意志で戦場を選ぶミリエラ、 寿命を縮めるようなグロフィシアを用いた訓練を、 戦争を一刻も早く終わらせるための切り札と信じるミリエラは マドックとの会話を交わすと最終調整のためグロフィシアの実験室に入る。

『G』の正体はかつてオルステッドやグロフィスが纏った 『ブラックレネゲイド』を女性用に改造したものだった。
その時ガーゴイルの作戦が発動し、工場にザクソニア兵が乗り込んでくる、 警報用のケーブルをすべて切断し外界との連絡を遮断したグレイブらは すぐにマドックを追い詰める。 死を悟ったマドックはグレイブに切り刻まれた体を起こすと、 実験室の扉を爆破し息絶える… すると爆発と共に現れるピンク色の鎧、 自分の先祖が恨んだルクレチア軍によって、 女性的なフォルムに改造されたグロフィスの遺品に怒りを覚えたグレイブはすぐに戦いを挑む、 しかし左腕をガトリングガンに改造し、グレイブの剣を一切受け付けないその装甲に返り討ちに遭うグレイブ、 ファングによってグレイブとザッシュはその場を離れる事に成功するが、 ファングも切り札の手榴弾がグロフィシアの装甲を破る事が出来ず、殺されてしまう。

グレイブはミリエラ=ストレイボウの グロフィシアに返り討ちにあい息絶える
命からがら脱出したグレイブとザッシュであったが、 グレイブはグロフィシアとの戦いで負った傷にもはや息も絶え絶えの中、 グロフィシアの事をたずねてくる。 死を目前にした隊長に対しザッシュはファングが破壊したと嘘をつくのだが、 その涙に潤んだ目を見透かされ「嘘が下手だな…お前は…」の言葉を残されて、 隊長にも先立たれてしまうのであった…

ザッシュはラテルに町から逃げる事を促すが、 ラテルは納得できない
翌日、ラテルに作戦の失敗を告げるとルクレチアから逃げ出す事を告げるザッシュ… そして、同時に3日以内にザクソニアの大部隊がグロフィシアの為にこの町を殲滅させるためにやって来るから、 ラテル達にも逃げる事を勧める… ラテルはそんなザッシュに対して隊長達の仇を取るよう話すが、 ザッシュのかたくなな態度に次第に怒りを覚える。 自分と戦場ではエースのザッシュが手を組めばグロフィシアを倒せると迫るラテルに、 ザッシュはついに自分は戦場では活躍した事の無いペーペーである事を告げてしまう。 動揺したラテルは3日後に迫るこの町の最後を想像し 「じゃあミリエラ姉ちゃんや町の人たちはどうなっちゃうの…」とザッシュに突きつける… 答えられないザッシュはラテルを振りほどくと、もう一度逃げることを勧めることしかできなかった… 「ザッシュの馬鹿ー!!」と言う少年の涙交じりの叫びを背にうなだれるザッシュ、 そこには容赦無く降り注ぐ隊長の死や先輩の死、 そしてこれから起こるであろう愛するものの死を想像してしまうのだった…

ミリエラに諭されるラテル
ザッシュの態度が許せないラテルはどうして良いか分からずに街中を歩き回っている中でミリエラ出会う、 真実を語れないラテルはミリエラに「この町にザクソニアの大部隊が攻めてきたらどうする?」 と尋ねる。何の迷いも無く「戦うわ…」と答えるミリエラに「逃げるのは卑怯な事でしょ?」 とザッシュを思い浮かべ問い詰める。 しかし、ミリエラはそんなラテルに対し、人それぞれの立場や物の考え方の違い、 そしてそれはどれも正しいとか間違っているだけでは判断できないのだと諭す。 少しだけ大人の考え方に触れたラテルは心の靄が晴れる…

町を逃げようとしたザッシュは 酒場で引き返す事を決意
一方で国外へ逃げるための馬車の待合室でザッシュは一人の ミリエラに良く似た酔っ払いの女性に出会う、 女性は魔法の会話装置を使って自分を捨てた男の事をなじっていた。 その声、その責める言葉の一つ一つに胸を刺されたザッシュは、 泥酔して馬車をあきらめるとその晩会話装置を用いてラテルに逃げる事をやめた事を告げる…
勝ち目の無い戦いだと知りつつ、相手がミリエラだと知らず ザッシュは自分と向き合う為に戦いを挑むのだった・・・
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